Tac Project

飾ることは、思い出すこと。必要最小限の機能で、写真が主役になるフォトフレームTac Photoを世界の舞台で発表したい

国際カンファレンスでの発表と、開発継続のための支援を募ります

February 19, 2026

▼本プロジェクトに支援をいただける場合は下記よりお願いします

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

「いつでも見られるはずなのに、見ないままになっている」写真たち

現代ではスマートフォンで誰でも手軽に写真を撮れますが、その多くはカメラロールやクラウドの奥に眠ったまま、見返される機会を失っています 。写真は「見る」ことで初めて、当時の気持ちを蘇らせる大切な思い出としての意味を持ちます 。

独り暮らしの祖母との経験から

このプロジェクトの原点は、独り暮らしの祖母とのコミュニケーションを技術で支えようとした、私自身の個人的な挫折にあります 。スマートディスプレイを贈りましたが、突然音楽が鳴り出すなどの複雑な挙動に戸惑った祖母は、最終的にコンセントを抜いてしまいました 。

この経験から、世の中の多くの「多機能な製品」が、必ずしも使う人の安心や心地よさに繋がっていないことに気づきました 。技術が主役になるのではなく、部屋の時計のように静かにそこにあるだけで安心できる。そんな、暮らしの背景に溶け込むような「実直な道具」を作りたいと考えたのが、Tac Projectの始まりです 。

▼プロジェクトの内容

◆ 今回の挑戦: Tac Photoの思想を世界の舞台で問う

このプロジェクトの当面のゴールは、単に製品を完成させることではなく、この「Tac Photo」に込めた思想を、世界の技術コミュニティにぶつけ、対話することです。

その挑戦の場として、2026年3月にタイ・バンコクで開催されるアジア最大級のオープンソース・カンファレンス「FOSSASIA Summit 2026」で登壇します。

FOSSASIA
FOSSASIA Open Tech Organization - Developing Open Source, Open Hardware and Open Knowledge Tools with Asia's Premier Open Technology Community
https://fossasia.org/


具体的には、本プロジェクトを通じて以下の3点に取り組みます。

  • プロトタイプのブラッシュアップ: 国際舞台で実際に手に取り、体験してもらえるレベルまでデモ機の完成度を高めます。

  • 世界との対話: 「多機能さよりも心地よさ」を優先するこの設計が、異なる文化圏の開発者やユーザーにどう受け止められるかを確かめます。

  • 社会実装への橋渡し: 発表を通じて、将来的な量産や普及に向けた協力者・パートナーとの繋がりを現地で構築します。

今回の資金調達は、この「世界への挑戦」を完遂するための、渡航費、およびデモ機開発のための資材費として大切に活用させていただきます。

◆ そもそも「Tac Photo」とは

私たちが開発しているのは、余計な機能を削ぎ落とし、写真を「みる」体験に特化したデジタルフォトフレームです。

  • 静かに存在するデザイン: タッチパネルや通知機能を排除し、マットな質感の画面と額縁風のデザインを採用しました 。

  • 「長く使える」を支える技術: 一般的なPCに近い仕組みではなく、産業機器などで使われる「リアルタイムOS(RTOS)」を採用 。使わない機能を最初から持たせないことで、頻繁なアップデートが不要で、長く使い続けられる堅牢さを実現しています 。

  • アナログのような手触り: 設定は画面操作ではなく、物理的な「カード」をかざすだけで完了します 。また、写真はあえて数時間から数日おきにゆっくりと切り替わるようにし、日常の中でふと目に入った時に「あ、変わっている」と感じる穏やかなリズムを大切にしています 。

  • 持ち主が自由に使えるように: サービス側の都合で突然使えなくなるような事態を避けるため、ユーザーが写真の保存先(Google Photos, iCloud, microSD etc...)を自由に選べる、インターネットなしでも動作するなど、持ち主がずっと使い続けられるような構成を追求しています 。

Tac Photoの画像・動画
試作機

Tac Photoの画像・動画

試作機

NFCカードによる設定の様子 (概念実証)


技術書典博覧会での展示の様子

セグメント液晶を使った構成のデザイン案

▼プロジェクトの展望・ビジョン

「試作(PoC)」で終わらせない、確かな一歩を

Tac Projectの活動は、一人の開発者の「欲しい」という想いから始まりました 。しかし、この思想は決して私一人のものではなく、デジタル社会の慌ただしさに疲れを感じている多くの人、そして技術から取り残されがちな世代にとっても価値があるものだと信じています 。

今回の資金調達とFOSSASIA Summit 2026での発表を通じて、以下の3つを実現します。

  • 世界への発信: Tac Projectのものづくりの思想を世界の技術コミュニティに問い、共感の輪を広げます。

  • 継続的な改善: 試作機をブラッシュアップし、より多くの方が実際に手に取れる「製品」へと近づけるための開発を加速させます 。

  • 思想の共有: フォトフレームに限らず、音楽やカレンダーなど、暮らしの中のあらゆる技術を「静かな道具」へと再定義していく活動を広げていきます 。

人を急かすのではなく、人の心を静かに支える、そんなデジタル製品を作ってみたい。この挑戦に、ぜひお力添えをお願いいたします。

▼支援とリターン

支援とリターン
支援はOFUSEとOpen Collective (高額支援向け)で受け付けています。

支援とリターン

支援はOFUSEとOpen Collective (高額支援向け)で受け付けています。


※金額にかかわらず、支援を受け付けています。リターン付きの支援をご希望の場合は、以下を参照いただき、2026年3月5日(木)までに各種プラットフォームからご支援ください。

A. 活動見守りコース (1円から10,000円まで)

世界への挑戦を遠くから見守っていただくプランです。

内容: お礼のメッセージ、FOSSASIA Summit 登壇速報レポート(PDF)

お届け時期: 2026年4月(レポート送付)


B. プロジェクト応援コース(活動記録+記名)(10,000円から50,000円まで)

プロジェクトの歩みを共に記録し、サポーターとしてお名前を刻むプランです。

内容: Aのリターンすべて + オンライン報告会への招待(5月) + 公式サイト(tactech.design)へのスポンサー記名

お届け時期: 2026年3月(サイト掲載開始)、5月(報告会開催)

C. パトロンコース (50,000円から)

内容: Bのリターンすべて + 製品基板(または筐体内部)へのイニシャル刻印 + 開発進捗の限定公開(クローズドな活動報告)

お届け時期: 2026年4月〜随時(開発報告)、2027年初頭予定(製品化時の刻印実施)

詳細: 「試作で終わらせない」ための開発・量産準備資金として大切に活用させていただきます。将来お届けする製品の心臓部である基板等に、初期支援の証としてあなたのイニシャルを刻印します。※製品そのもののお届けを確約するものではありませんが、製品化の際に最も優先的にご案内いたします。

▼リスクと課題

リスクと課題
本プロジェクトは、Tac Projectが運営する独立した試みです。ご支援をいただくにあたり、以下のリスクと注意事項についてあらかじめご理解・ご了承いただけますようお願い申し上げます。

リスクと課題

本プロジェクトは、Tac Projectが運営する独立した試みです。ご支援をいただくにあたり、以下のリスクと注意事項についてあらかじめご理解・ご了承いただけますようお願い申し上げます。

1. スケジュールに関するリスク

現在、2027年3月の実施・完了を目指して最善を尽くしておりますが、開発プロセスの遅延、部材の調達不足、または不測の事態(天災、社会情勢の変化等)により、リターンの提供時期が予定より遅れる可能性があります。大幅な変更が生じる場合は、速やかに活動報告等を通じて共有いたします。

2. リターン(お返し)の内容・仕様について

Tac Photoの開発は現在進行形で行われており、より良い体験を提供するために、デザインや仕様の一部が変更される可能性があります。また、リターンに含まれる[イベント/レポート等]の内容についても、現地の状況や主催者の意向等により、やむを得ず形式を変更する場合があります。

3. プロジェクトの中止・断念について

万が一、予期せぬ困難によりプロジェクトの継続が不可能となった場合、集まった資金はそこまでの活動費および事務手数料に充当させていただきます。あらかじめプロジェクトの性質(試行錯誤を伴う挑戦であること)をご理解いただいた上でのご支援をお願いいたします。

4. 返金・キャンセルについて

原則として、決済完了後の支援者様都合によるキャンセルおよび返金には応じかねます。ただし、当方の過失によりリターンの提供が全く不可能となった場合に限り、関係各所と協議の上、誠実に対応させていただきます。

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